雑記

もらい事故 | 弁護士費用特約は使わないと損!?【個人事業主の経験談】

赤信号中に、後ろから追突されました。

いわゆる、もらい事故ってやつです。

事故当日から、その後の対応や、補償の流れなどをまとめておきたいと思います。

 

事故に遭った後って、

どんな流れになるのか

どういった対応をしていけばいいのか

いろいろな疑問と不安がありますよね。

そんな方へ、全体の流れを経験談としてお伝えしたいと思います。

現在も治療中ですので、随時更新していきますね。

 

なお、私は個人事業主ですので、同じ立場の方には、よりお役に立つ情報をお伝えできると思います。

この記事で分かること
  • 自分の保険の弁護士費用特約を使った話。為になるポイントを教えてくれるので活用しよう!

前回の話はこちら

もらい事故 | 相手保険会社との交渉で損をしないポイントとは【個人事業主の経験談】赤信号中に、後ろから追突されました。 いわゆる、もらい事故ってやつです。 事故当日から、その後の対応や、補償の流れなどをまと...

もらい事故に遭った時は、自分の保険で使える特約が無いか確認しよう

もらい事故の場合、過失割合は相手10:自分0になります。

そういったときは、自分の保険会社が示談交渉をすることはできません。

あくまで示談交渉というのは、自分自身にも過失割合があったときに、その割合を交渉するものですから、10:0の場合は代わりにやって貰うことはできないんですね。

いちおう、法律でちゃんと決まってます。

第72条

弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。

出典:wikibooks

 

ただ、もらい事故のような10:0の時でも、自分の保険で使えるものがありますので、契約を見直してみましょう。

たとえば、以下のようなものがあります。

弁護士費用特約

相手の保険会社とのやりとりを弁護士にお願いし、その費用を負担してくれるもの。相談だけもできる。

車両無過失事故に関する特約

もらい事故のとき、自分の車両保険を使っても等級が下がらない特約。相手が払えない状況の時、自分の保険で車を直してもお金がかからない。

車両保険とセットで入っていることが多い。

人身傷害保険

事故によるケガの治療費、精神的損害などに関する特約。

もらい事故の場合、基本的には相手が払ってくれるが、相手が無保険だったり、示談交渉が長引いたりするときには、自分の保険から支払うこともできる。

以上のような特約は、もらい事故の場合でも活用できる場合があります。

もらい事故だから、自分一人でなんとかしなければいけないと考えるのでは無くて、一度保険会社に相談してみましょう。

弁護士費用特約が付いているなら、活用すべし

今回、わたしの入っている保険には弁護士費用特約が付けてありました。

事故から一週間後ぐらいですが、今後の相手の保険会社とのやりとりに不安を感じましたので、相談してみることにしました。

相談その1

相手保険会社の提示してきた車両の補償価格が、新車の10%だったが妥当なのか?

弁護士の先生
弁護士の先生
妥当だと思います。今回、被害に遭われたお車と同等の年式や走行距離の車が市場に出回っていない場合、新車の10%を提示するというのは良くあることなんです。

変に中古車市場価格を提示すると、それを根拠に下げられてしまう場合もあります。

相談その2

自営業なので、休業補償はどのように申請したらいいか?

弁護士の先生
弁護士の先生
自営業の場合は会社員よりも難しくなります。休業を証明できるものが必要です。また去年の所得から計算するので、確定申告書が必要になります。

最低でも日額5,700円は補償されていますが、それ以上の収入を証明できる場合は上限19,000円まで支払って貰えます。

相談その3

相手の保険会社とのやりとりが面倒なので、最初から弁護士にお願いできるか?

弁護士の先生
弁護士の先生
もちろん最初から担当することも可能です。

ただ、最初から弁護士を入れていくと、相手保険会社が早めに症状固定をいってくる可能性があるので、相手保険会社がすべての額を提示した後のタイミングで弁護士が介入した方が、交渉しやすく受け取ることのできる金額もアップするかもしれないです。

症状固定とは

交通事故によって負った怪我について、治療やリハビリを継続した結果「これ以上、症状の改善が見込めない」状態になることを「症状固定」といいます。
怪我の治療を始めてから症状固定までは、治療費や休業損害を相手方の保険会社から受け取ることができますが、症状固定になると支払いは打ち切られます。症状固定になった時点で残った支障(後遺障害)については、「後遺障害慰謝料」「逸失利益」として相手方保険会社に賠償請求を行います。

出典:後遺障害等級認定ナビ

 

この3つ目の相談内容が、目から鱗でしたね~。

早めに弁護士にお願いすると、相手保険会社としては

相手保険会社
相手保険会社
(最初からグイグイくるな・・・。支払総額はできるだけ少なくしたいから、早めに症状固定を提案するか・・・)

となってしまうわけです。

つまり、治療費の打ち切りを早めに提案してくる可能性が高いと言うことですね。

あくまでも、今回相談した弁護士の先生の体感ですが、相手も人間ですから、そうした感情は出てしまうのかもしれません。

  • 事故車と同等の年式や走行距離の車が中古車市場にない場合、新車の10%の補償提示はよくある
  • 自営業の休業補償は、昨年の確定申告書が必要。同時に、事故によって休業した証明もしなければいけない
  • 最初から弁護士を入れるよりも、相手保険会社が補償額をすべて提示した後に入って貰った方が受け取る金額アップの可能性がある

こんな点を弁護士の先生から教えて頂き、とても勉強になりました。

弁護士費用特約がついているなら、一度相談に行くことをおすすめしますよ。

弁護士との相談後、相手の保険会社とのやりとり

弁護士の先生から、いくつかのアドバイスをいただいた後、相手の保険会社とやりとりをしました。

自分で交渉したのは主に以下の2点です。

  1. 車両の補償額|新車の10%からもう少しあげてもらえないか頼んだ
  2. レンタカーを借りていたので、その日数を伸ばして貰うよう頼んだ

①番の車両の補償額の交渉についてはこちらをご覧ください

もらい事故 | 相手保険会社との交渉で損をしないポイントとは【個人事業主の経験談】赤信号中に、後ろから追突されました。 いわゆる、もらい事故ってやつです。 事故当日から、その後の対応や、補償の流れなどをまと...

②番目のレンタカーについての交渉は、新しく次の車を見つけるまでもう少し伸ばして欲しいという要望を伝えました。

最初は事故日から3週間、ということでしたが、納車まで時間がかかることを伝え、4週間まで伸ばして貰いました。

 

弁護士の先生に頼んでもスムーズにいったかもしれませんが、もしかすると自分でやったので上手くいった可能性もあります。

大切なポイントやアドバイスを弁護士からもらって、自分で交渉するというのもいいかもしれませんよ!

もらい事故 | 弁護士特約を使った話のまとめ

相手の保険会社と交渉をする!というと難しく聞こえるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。

  • 相手の主張と根拠を聞いて
  • 自分なりの主張と根拠を提示して
  • 丁寧にお願いする

これだけです!

自分なりの根拠を提示するときには、ちゃんとした材料になるのか弁護士の先生にアドバイスをもらうのがいいですね。

自分の保険に「弁護士費用特約」がついていないかどうか確認して、しっかりと活用していきましょう!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です